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「ほくほく、あまーい!」
これからさつまいもの栽培を始められる方であれば、
どなたでもこのように考えられることでしょう。
おいしいさつまいも作るためには一通りの栽培の流れを把握したことを前提に
いくつかの「コツ」を抑えられることがポイントです。
あまくて、美味しいさつまいもを育てるためには、どのような点がコツとなるのでしょうか。
・まずは品種
さつまいもの品種としては、非常にさまざまなものがありますが、美味しい品種としては、
鳴門金時や紅あずまが入手しやすい上に非常に甘くおいしくなります。
(もちろんほかにもおいしい品種は山のようにあります)
品種が美味しいものであれば、できてくるさつまいもも、おいしくなります。
育てる品種をよく選ぶことが第一歩です。
・肥料は与えすぎないこと
さつまいもはもともとやせた土地、つまり栄養分が少ない土地でもよく育つという特徴があります。
ならば、栄養豊富な土地で育てれば、なお一層おいしいものとなるかというと、実はそういうことはありません。
むしろ味が落ちてしまいます。
どういうことかといいますと、栄養が多過ぎると、さつまいもは栄養を葉に回します。
その結果、蔓ボケという葉の部分ばかりに栄養が行ってしまい、
実となるさつまいもの味は落ちることになってしまいます。
このため、肥料を多くなりすぎないようにすることが美味しいさつまいもを作るコツです。
さらに、サツマイモ栽培については、農林水産省の方針のもと、さまざまな苗の開発、
専門家による勉強会などが開催されています。
いわゆる助成的行政指導などと言われる、実質的な行政サービスです。
このような勉強会などに参加されることも、美味しいさつまいのつくり方を知るためには
とても有益と言えるでしょう。