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「手塩にかけて美味しいさつまいもを作りたい」だれもがお考えになることでしょう。
さつまいもも植物の一種ですから、水と肥料は当然必要になります。
ただ、さつまいもは水と肥料のやり方については、ちょっとした工夫が必要です。
水・肥料について、間違ってしまうと、せっかくのさつまいもが台無しになってしまう可能性があります。
そこで、以下では水と肥料のポイントについて述べていきたいと思います。
・水は植え付け直後のタイミングではたっぷりと。
さつまいもは干ばつであえいでていた江戸時代に、非常食として用いられていたということから
水はあまり必要ではないというイメージもあるかと思われます。
実際、さつまいもは乾燥を好みます。葉がしおれてこない限り、雨だけでも水は問題ありません。
ただし、植え付け直後、おおむね2週間程度はこの限りではありません。
植え付けて2週間程度のタイミングの間はしっかりと水をあげる必要があります。
・肥料は適度に。多くなりすぎないように。
また、さつまいは痩せた土地でも育つということが意味するように、栄養はそこまでは必要ではありません。
主として窒素などの肥料を与えますが、窒素などの栄養が多いと茎葉が繁殖しすぎてしまう蔓ボケを起こします。
一般的には、10グラムに対して窒素5グラム程度の栄養量が適切です。
このように、さつまいもの栽培にあたっては、はじめは水を多めにあげる必要はあるものの、
その後は水・肥料ともにあまりたくさんあげる必要性はなくなります。