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アドレナリンとノルアドレナリンとは、
ストレスを受けた時や危機的状況に陥ったと感じた時に、
血中に放出される神経伝達物質です。
このうちアドレナリンがストレスに対しての身体活動を高めるべく中心的に働き、
ノルアドレナリンは主に気分を高揚させます。
共に、過剰に生産されると極端な行動に走る原因となってしまいます。
では、アドレナリンとノルアドレナリンは何のために放出されるのか見てみましょう。
1.神経伝達物質とは?
2.「逃走か闘争か」のホルモンとは?
3.アドレナリンとノルアドレナリンが高める交感神経とは?
それぞれを詳しく解説します。
1.アドレナリン・ノルアドレナリンなどの神経伝達物質とは、
神経細胞のシナプスにおいて情報を伝えるために合成されます。
その後筋肉などに存在する受容体がアドレナリン・ノルアドレナリンを受け取ることで、体内の活動に影響を与えます。
これにより細胞に精神や身体活動を伝え、ストレスを回避する方法を瞬時に探すことができるのです。
2.アドレナリンは交感神経の働きを高めてその場から逃走するか、状況に対して闘争するかを判断します。
そのため「逃走か闘争か」のホルモンと呼ばれています。
ノルアドレナリンは集中力を高めるなど意識を覚醒し、ストレスに対する解決方法を探ります。
3.交感神経とは安静時に働く副交感神経に対して、身体活動を活発に行う際に働く神経です。
アドレナリンとノルアドレナリン分泌時は、運動時のような脈拍数の増大や瞳孔拡散が見られ、
危機に対しての準備を整えます。