バセドウ病は、甲状腺の異常による病気の中では比較的男性の発症も多いと言われています。
とはいうものの、女性4人の発症のうち男性の発症は1人と、
どちらかというと女性がかかりやすい病気であることは否めません。

では、バセドウ病の治療法にはどういうものがあるのでしょうか？

◆バセドウ病の治療法

バセドウ病の治療法には、次の3つの治療法が主に行われています。

①薬物療法
②アイソトープ治療
③手術療法

それぞれの治療法について詳しくお話ししましょう。

①薬物療法
薬によって甲状腺ホルモンの分泌を抑える療法です。
比較的バセドウ病の症状が軽い患者や初期の段階で病気が見つかった患者の場合は、
まずは薬物療法で様子をみるというケースが多いです。

②アイソトープ治療
アイソトープ治療は、放射性ヨウ素のカプセルを服用するだけという簡単な方法です。
服用した放射線ヨウ素が甲状腺の細胞の量を減らしていくため、甲状腺の分泌が減少し、バセドウ病が改善されます。
手術を行なうことなく甲状腺の異常が改善されるというメリットがあります。

③手術療法
手術によって甲状腺の一部、もしくはすべてを切り取るという療法になります。
甲状腺の腫れがひどかったり、バセドウ病の症状が重い場合、
また妊娠や薬の副作用によって薬物療法が困難という場合に行なわれます。

◆完治は可能？

バセドウ病は早い人だと1年くらいで治るようです。
人によっては何年もの間治療が必要な場合もありますし、再発する場合もありますが、
すべての人が再発するわけではありません。