スポンサードリンク

松山市を地図で見てみると、人の集まる市街の真ん中にぽっかりと緑の残る空間があります。

これが松山城です。江戸時代以前に築かれて天守を持つ城郭のうち、

現存している12の城のなかの一つです。


城の本丸広場へはロープウェーも整備されており、上から松山の市街を一望できるようになっています。
日本100名城の一つにも数えられている松山城の見どころをお伝えしたいと思います。

■見どころ1 重要文化財にも指定されている大天守

松山城は、関ヶ原の戦いの後1603年に加藤嘉明の命によって建造が始まりました。
天守の高さは約20mで本丸の標高と合わせると160mにまで達します。
これは現存する江戸時代以前に建てられた天守を有する城郭の中では最も高く、
さらに天守の瓦には将軍徳川家ゆかりの「葵の紋」がついています。

これは加藤嘉明から城主が変わった後、1635年から親藩である松平氏の松平定行が藩主となっていたためです。
またこの天守からの眺めは格別で、天気のいい時には瀬戸内海の島々や、
四国の霊峰石鎚山を見られることもありますよ。

■見どころ2 城の石垣と謎の刻印

近世の城郭の特徴ともいえる石垣ですが、松山城にも高さ14mを超える壮大なものが築かれています。
また、城の南側には、山腹からの敵の侵入を防ぐため、ふもとと天守の間の山腹に2本の石垣を築く、
「登り石垣」というものが残っています。

この石垣ですが、ひとつひとつよく見ていくと、様々な模様の刻印がされていることがあります。
これは作業に携わった石工たちのサインではないかと言われています。
石工のグループは複数いたので、どの業者が持ってきた石なのか、どこで使う石なのか、
などを石に印をつけることで見分けていたんですね。どれほど種類があるのか探してみるのも面白いかもしれません。

■見どころ3 お城で芸者さんの舞が見れる?

松山城の天守では、季節ごとに伊予節などの催しがされています。
伊予節というのは江戸時代に作られた伊予の名所をうたった民謡のようなもので、
現在はお座敷歌として歌い継がれているものです。
今ではめったに見ることのない芸者さんと、
江戸時代の郷土民謡を楽しむというのはなかなか得られない経験になるのではないでしょうか。
ただ頻繁に開催しているわけではないので、ホームページ等で開催時期を確認しておく必要があります。

スポンサードリンク

コメント

このページの先頭へ